「オリジナル化粧箱を作りたいけど、どこにお願いしていいか分からない」
「オリジナル化粧箱を作る際は、どれくらいコストがかかるもの?」
このように悩んでいる方も多いでしょう。
初めてオリジナル化粧箱を作ろうとすると、分からないことだらけで戸惑いますよね。
当記事では、ケイパックで実際に製作した化粧箱の費用や、製作事例、オリジナル化粧箱のメリット・デメリットもお伝えします。
「化粧箱の製作」とは?
まず最初に「化粧箱の製作」とは何を指すのか?という、今回の主題について語る前の前提から。 「せいさく」には「製作」と「製作」があります。 使い分け方は以下のとおりです。
- 製作:物品など、モノをつくること
- 制作:作品をつくること、創作すること
つまり「化粧箱の製作」とはオリジナルの化粧箱をつくる・特注することになります。
次の項目では、化粧箱の製作を依頼する際の気になる費用例を紹介します。
オリジナル化粧箱の費用・見積もり一覧
オリジナル化粧箱を製作するということは、お客様の理想を実現するために様々な趣向を凝らして提案するので、一概に費用がいくらとはいえません。
しかし、過去の製作実績を見れば、大体の相場がわかるかもしれないと思い、参考までに並べてみました。
【ケイパックの化粧箱製作 見積もり一覧】
箱の種類 | サイズ(㎜) | 個数(個) | 1個あたりの金額(円) | 業界 |
---|---|---|---|---|
底ワンタッチ箱 | 45×40×150 | 5000 | 35 | 化粧品 |
台紙 | 64×134 | 10,000 | 14 | 化粧品 |
2隅貼り箱 | 265×100×100 | 20,000 | 23 | 食品 |
サック箱 | 47×47×90 | 3000 | 48 | 健康食品 |
底ワンタッチ箱 | 126×85×126 | 3000 | 60 | 日用品 |
それぞれオーダー条件が違うので実際はこれにさらに細かい条件が追加されて単価が決まってるのですが、今回はわかりやすくサイズと個数を比較しました。
発注数が多いほど1個あたりの金額が抑えられることがわかります。
発注時の目安になれば幸いです。
オリジナル化粧箱をすぐ作りたい場合は、問い合わせからご相談ください。
ご要望を聞いた上で商品のイメージに合う化粧箱を、プロの目線で提案します。
既製品の化粧箱とオリジナル化粧箱は費用が異なる!
化粧箱は既製品とオリジナルで費用がだいぶ異なります。
大量生産できる既製品は安く、商品に合わせて製作するオリジナルの箱は高い傾向があります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
既製品の化粧箱は安い
既製品は大ロットで大量生産することにより単価を下げて販売できています。
ただ、基本的に化粧箱には、規格寸法というのはありません。
しかし、例えばケーキ用の化粧箱などは既製品が多く売り出されています。
これはどのように寸法を決めているのかというと、ケーキのサイズには号数がありますから、それに見合った寸法を想定し、作られているわけです。
同様に、お酒などの1升瓶・4合瓶等、ある程度容器の形状・寸法が決まっているものも既製品として規格化しやすいと思います。
製造・販売元が、化粧箱を製造する際の版代・型代を自社で負担して、一定以上のロットをまとめて製品を大量に製造し、それを既製品として販売しているのです。
オリジナル化粧箱はコストが高い
化粧箱はまとめて大量に作れば単価が下がるので、逆に生産数の少ないオリジナル化粧箱を作ると単価が高くなります。
オリジナル化粧箱とは、1点1点中の商品に適した組み合わせで、目的をもってあたらめて作る箱です。
ご依頼先さまからのご要望をお聞きし、可能な限りご要望に沿って最適な化粧箱を作るスタイルで、ケイパックがメインに製造・販売をしている化粧箱がこちらになります。
形状も素材も自由に設計できるので、目を引く形状の箱や使い勝手の良い箱など、商品にぴったりな唯一無二の箱を作れるのが最大のメリットです。
オリジナルの化粧箱の製作事例
実際に当社で製作した化粧箱の例を簡単にお見せします。
『あめ細工 吉原』さまのご依頼で、飴細工を入れるかわいらしいパッケージの制作を担当させていただきました。
最初にパッケージ形状を見せていただいた際には、そのこだわりに驚いた覚えがあります。
「ああでもない、こうでもない」
「もっとこう見せたい」
「ここはこうならないか?」
こんな風にお客様と一緒に考え抜いてパッケージを作れると、我々としてもやる気が湧いて、楽しくなってしまいます。
ここだけの話、密かにホワイトダミーを何個カットして試行錯誤を重ねたことか(笑)
出来上がったのが写真のかわいい化粧箱。
昔ながらの伝統を感じさせつつ、カラフルな彩で新しさと伝統の融合を感じさせてくれます。
見栄えだけでなく実用性にも優れており、吊るして良し、立てて良し、寝かせて良しという、非常に取り回しの良い形状となっています。
これだけこだわっているから製造コストもかかっていると思いきや、貼りが一切ないので低コストで製造できました。
ケイパックではこのようなオリジナル化粧箱を製作しています。
以上の製作事例、詳しくは以下の記事にて紹介されているので、もっと知りたい方はこちらもご覧ください。
オリジナル化粧箱を製作するメリットとデメリット
オリジナル化粧箱を製作するメリット
オリジナル化粧箱を製作するメリットは次の3つが挙げられます。
①自由な印刷表現が可能
②商品にあわせたサイズの化粧箱ができる
③型が残るので継続的に同じ化粧箱が作れる
特に③の「継続的に同じ化粧箱が作れる」というメリットはあまり知られていませんが、結構大切です。
というのも、既製品の場合は生産元の都合で販売終了になる可能性があり、終了してしまえば同じ化粧箱は手に入らなくなります。
しかし、オリジナル化粧箱は必要なときに必要な個数作れるので、意図的なパッケージ変更以外はパッケージを変えなくて済みます。
オリジナル化粧箱を製作するデメリット
オリジナル化粧箱を製作するデメリットは以下の3つが考えられます。
①版・型等の初期費用が発生する
②ロットが少ないと割高になる
③製造までに日数がかかる
主に費用面で初回は既製品より割高になりがちです。
しかし、一度商品にぴったりな化粧箱を製作してしまえば、次回からは同じ型で作り続けられます。
さらに、商品の魅力を最大限引き出せるようデザインを考えて作るので、パッケージを変更したら売り上げが上がった、なんて話もあります。
長い目で見るとオリジナル化粧箱はお得なことが多いので、ぜひ一度作ってみることをおすすめしたいです。
オリジナル化粧箱に関するよくある質問
オリジナル化粧箱の製作に関してよくある質問をまとめました。
- オリジナル化粧箱のオーダー方法を教えてください
- オリジナル化粧箱は小ロットでの発注はできますか?
- オリジナル化粧箱の材質は選べますか?
それぞれ順番に答えていきます。
オリジナル化粧箱のオーダー方法を教えてください
オリジナル化粧箱を製作するにあたって、原紙、形状、加工内容を考える必要があります。
初めてオーダーする際は何をどう考えて良いか分からないかもしれませんが、ケイパックに任せてもらえれば最良の化粧箱を作るために色々提案するので、お問い合わせさえいただければ大丈夫です。
どうしても自分で作り方を知っておきたい方は、次の記事を参考にしてください。
オリジナル化粧箱は小ロットでの発注はできますか
もちろん可能です!
大ロットのほうが単価が安くなるメリットがありますが、小ロットの注文を受けられないわけではありません。
なお、小ロットの注文でもできるだけ費用を抑えたい方は、次の記事で様々なコストダウンできるポイントを紹介しているので見てみてください。
オリジナル化粧箱の材質は選べますか?
選べます!
当社では強度やクオリティなどあらゆる面から考えて最適な材質を選べるようサポートします。
基本的には紙器の製造を行っていますが、対応力が大切ということで、桐箱の製作にも携わった経験も。
ケイパックの対応力については以下の記事をご覧ください。
オリジナル化粧箱は商品のリニューアルに最適!
オリジナル化粧箱の製作について、具体例も交えながら丁寧に解説しました。
このようにケイパックでは、お客様の求めるパッケージを実現するために日々全力で向き合っています。
新しいオリジナル化粧箱は商品のリニューアルに最適なので、商品のイメージを一新したいならパッケージを変更してみましょう。
後悔しないオリジナル化粧箱製作をしたい方は、ぜひ当社にお任せください。