「オリジナル化粧箱はどうやって作るの?」
「発注した後の流れを知りたい」
このように悩んでいる方も多いでしょう。
化粧箱をオリジナルで作成したいとき、不安な点があると思います。
・材質はどれがいいの?
・商品にピッタリのサイズで作れるの?
・ちょっと変わった目立つ化粧箱を作れるの?
・費用はどれくらいかかるの?
・納期はどれくらい?
などなど、不安やお悩みをお持ちの時は是非、当社ケイパックへご相談ください。
電話、メールでのお問い合わせには、もちろんですが、化粧箱作成のノウハウを持った当社営業がお伺いしてお客様のご要望をお聞きし、オリジナル化粧箱をつくるご協力とご提案をさせていただきます。オリジナル(完全オーダーメイド)パッケージ・化粧箱に関する設計、製作、加工のことならケイパックへお問い合わせ・ご相談下さい。特殊な形状から機能性に優れた紙器まで皆様のご要望に合った紙器、パッケージをご提案します。
化粧箱をオリジナルで作成するときの流れ
オリジナル化粧箱を発注したことがない方は、注文後の流れがイメージつきにくいでしょう。
オリジナル化粧箱を作成する際の具体的な流れを以下のとおり紹介します。
- 事前お打合せ
- 本製造前ご確認作業
- 本製造
- お客様へご納品
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オリジナル化粧箱の作成1 事前お打合せ
オリジナル化粧箱を作成するにあたり、形状や箱の仕様を決めます。
具体的には以下のような内容を話し合います。
- 形状
- サイズ
- 材質
- 印刷度数
- 表面加工
- ロット
形状を決める
化粧箱の用途・どのように使うかで形状を決めていきます。
箱の形状には、キャラメル箱・地獄底箱・ワンタッチ底箱・N式箱身蓋式箱・スリーブ箱などがあります。
上記以外のオリジナル形状の化粧箱も提案可能です。
サイズを決める
中に入る商品を採寸をして化粧箱の寸法を決めます。
サイズが合わないと、箱の中で商品が動き、輸送中に変形・破損する恐れがあります。
商品にあったオリジナル化粧箱を作成するためにも、サイズは大切です。
材質を決める
商品の性質を考慮して使用する原紙を考えます。
化粧箱には主に、コートボール・ノーコートボール・カード紙コートアイボリー等、裏ネズの紙や裏白の紙を使います。
金色や銀色などの特殊紙も使用可能です。
印刷度数を決める
作りたい箱のイメージに合わせて、印刷度数を決めます。
フルカラーなら4色、特色1色や2色など、印刷する内容により決めていきます。コストを抑える為に印刷色数を減らすこともあります。
表面加工を決める
化粧箱に施す表面加工を決めます。
表面加工には大きく分けて以下の2種類があります。
光沢がある表面加工:印刷ニス・ビニール引き、プレスコート、PP貼り
マット調の表面加工:マットニス・マットビニール・マットPPなど
また、エンボス加工(浮き出し)や箔押し(ホットスタンプ)の有無も決めていきます。
ロットを決める
製造するロットを決めます。基本は1000個以上になりますが小ロットでの製造も可能です。弊社は最小単位を設けていないため、1個から作成できます。
上記項目が決まりましたら、その仕様に合わせての御見積をさせて頂きます。御見積が問題なければ、次にステップに進みます。
オリジナル化粧箱の作成2 本製造前ご確認作業
仕様と費用が決まりましたら、以下の本番商品の製造前の確認作業を行います。
- 形状確認用の白無地箱サンプル作成
- 印刷データ入稿
- 色校正にて印刷内容のご確認
形状確認用の白無地箱サンプル作成
商品から採寸をした化粧箱のサイズ・形状にて白無地のサンプル箱を作成します。
そのサンプルに、実際に商品を入れてサイズの確認と箱の強度等を確認していただきます。
印刷データ入稿
箱に寸法が決まりましたら、その展開図面を元に印刷用データの当て込みをしていきます。
印刷データは、お客様より御支給いただいても結構ですし、当社にてデザインを作成も可能です。
また、御支給いただいたデータの場合は、この時点でデータ内容チェック等も合わせて行います。
色校正にて印刷内容のご確認
上記、印刷データの確認が出来ましたら、色校正をいたします。
実際の用紙で確認用の印刷をしご確認を頂きます。
本紙での校正が必要ない場合は、簡易校正などでコストを抑えることも可能です。
お客様の大切なオリジナル化粧箱ですから、サイズや印刷の色などしっかりご確認をいただくことを大切にしております。
また、出来る限り上記確認作業は、お客様と一緒に行いたいと思っております。ちょっと大きくや気持ち濃いめになど、微妙なニュアンスはしっかりと対面にてお打合せをすることで伝わると思っているためです。
オリジナル化粧箱の作成3 本製造
事前の仕様と印刷内容の確認をし、校了となりましたらオリジナル化粧箱の本製造のスタートとなります。
製造工程は、概ね下記の工程で進みます。
- 印刷
- 表面加工
- トムソン打抜加工
- 貼加工
印刷
オフセット印刷機にて印刷を行います。
ケイパックでは、5色+コーター付の印刷機があり多色刷りも対応しております。
表面加工
上記印刷機コーターにて表面加工可能です。
エンボスや箔押し加工等は、協力会社にて対応いたします。
トムソン打抜加工
刃や罫線(折り目)を埋め込んだ抜型で用紙を1枚ずつプレスし、箱の形に抜きます。
貼加工
打抜きで抜けた商品を折り畳みながら、糊で接着します。
ケイパックでは製造基本工程を全て社内加工で行う一貫生産体制で、速やかな生産・納品を実現しております。
オリジナル化粧箱の作成4 お客様へご納品
完成したらいよいよ納品です。
大阪府下・近郊は自社配送にてご納品します。
その他の地域へは、路線出荷での対応となります。
今回は、オリジナル化粧箱の作り方を具体的にお伝えしました。
発注した後の流れをイメージする際にお役立て頂ければ幸いです。