パッケージの製造にはその魅力を伝えるデザインが重要です

パッケージに必要な要素の中の1つには、もちろん『デザイン』が含まれます。
では、どんなデザインが必要なのでしょうか?

『デザイン』なのですから、パッと目を引く美粧性を求められるのは言うまでもありませんが、もっと重要なことがあります。

今回は、商品の魅力を伝えるパッケージについてお話しします。

なお、貴社の商品の魅力を伝えるパッケージを作りたい方は、次のページからお問い合わせください。

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>>ケイパックで商品の魅力を伝えるパッケージを作る

商品の魅力を伝えるパッケージで重要なのは「伝え方」

商品の魅力を伝えるパッケージで重要なのは「伝え方」です。
伝え方の大切さがわかる例を2つ紹介します。

事例1:パッケージデザインの変更で売り上げが3倍に

かなり前の話になりますが、ティッシュの箱にウサギの写真をでっかくバーンと載せた(=パッと見た目、ウサギの顔だけしか見えないようなパッケージデザインにした)ところ・・・・・
なんと、売上が3年で3倍になったそうです。
これは “ウサギ” で “ふわふわしたイメージ”を表現することにより、『このティッシュはやわらかくて鼻にやさしい』というメッセージを上手に伝えられたからにほかなりません。

事例2:間接的にメッセージを伝えるフレーズ

よくご存じなところで言うと・・・『わかさ生活のブルーベリーアイ』!
この名前を聞くだけですでに、おなじみのCMソングが頭の中で流れてきますよね?
で、
この『ブルベリーアイ』皆さん目に良いと思ってらっしゃると思いますが、実は、一言たりとも“目に良い”とか“目に効く”とか一切言ってませんし、どこにも書いてません。
そもそも、そういうことをうたってはいけないですしね。しかしながら、イメージで強烈な印象を与えているのですね。

このように、デザインでは目立つだけではなく、『何を伝えたいか?』が大切であり、またそれを『どう伝えるか?』が大事です。

デザインで商品の魅力を伝えるパッケージを作るには?

商品の魅力を伝えるパッケージを作るにはコンセプトが必要です。
コンセプトはいくつも掲げて良いものではなく、1つに絞りましょう。
以下で具体的に説明します。

コンセプトが必要

まず、パッケージデザインをするにあたっての『コンセプト』が必要です。『コンセプト』意味を調べると『基本的な概念』となっています。
せっかくオリジナルで化粧箱を作成するのであれば、独自(オリジナル)性を強調する1つのコンセプトで統一されたデザインにするべきです。
このコンセプトがないデザインというのは
・見た目キレイでも、よく分からない化粧箱(=デザイン)
・ハデハデしいけど、うるさいだけの化粧箱(=デザイン)
になりがちです。

コンセプトは1つだけ

そして、一番おちいりやすい間違いが、『言いたいことがいっぱいある』です。
もちろん、皆さん、やっとの想いで作り上げた商品には、ひとかたならぬ想い入れもあるでしょう。そして、色々な良い面があることも事実でしょう。
しかしながら、全てを包材の中で伝えようとすると文字が小さくなったり、何が良いのか分からなくなったり、まとまりのないデザインになったりと、結局何を言いたいのか分からないデザイン(何も伝わらない包材)になってしまいます。

ので、デザインする際は・・・商品の一番良いところ・一番伝えたいところ・オリジナル性に優れたところをフォーカスしてデザインして下さい。
簡単に言えばキャッチコピーのようなものです。それが文言ではなく、画像でも構いません。

「魅力を伝えるパッケージ」は業界によっても違う

売れるデザインは業界によっても正解が異なります。

食品業界なら、ズバリ “現物そのもの” が多いことが分かります。
それをいかにおいしそうに表現するか?
そのほとんどが、現物写真画像であり、その写真撮影・加工技術を上げていくかに注力されてきた歴史があります。
おいしそうなデザインの化粧箱なら、ついつい手が伸びてしまいますよね。

化粧品業界なら、イメージ重視ですね。
色合いであったり、商品名自体であったり、またその商品名の書体(もっと言うとロゴ化)であったり、抽象的なデザインで、『美』を訴求しています。
化粧箱にブランドロゴをデザインしているのは、ブランドロゴ自体に『美』等々のイメージ戦略がありますよね。
(『〇〇社の●●ブランドなら間違いない』というような)

そういった業界なりのデザインは踏襲して構わないですし、逆に踏襲した方がいいと思います。(奇想天外・奇抜なデザインは、大ヒットする可能性を秘めているかもしれませんが、その多くは失敗します。)

ただ、どの業界でも共通して言えることは、先程も言いましたように『一目でイメージできる化粧箱にすること!』です。

魅力を伝えるパッケージを作成するには?

魅力を伝えるパッケージを自分で作れないときに誰に頼めばよいのでしょうか?

幾つもの要素があり、更にその運用としてはコスト・スケジュールなども考慮せねばなりません。そのために必要な知識となると非常に多岐に渡り、誰でも気軽に自分一人で作れますとは到底言えません。

形状であれば型データ、印刷であれば印刷用データなどが必要で、それらを用意するためには各々に合う環境(設備)も必要です。

その際に大切なのは、どのくらいのイメージがあり、どの部分を依頼するのかという事になってきます。度合いによって依頼先も変わってきたり、コストにも変化が出て来たりもするわけです。
例えば中身の商品だけがあり、その先は全ておまかせとなればマーケティング会社や広告会社へ一任してしまうのも良いでしょうし、逆に形状など全てイメージ固まっていてデータの作成だけであれば印刷会社へ依頼した方が効率的な場合も多いと思われます。

また、形状の具体的なサンプルであったり、使用する写真やロゴなどのデザイン素材のデータであったりの用意があるかでも時間・費用に違いが出てくる場合も多いのでおさえておくと良いかと。

なお、化粧箱のデザインは校正によってさらに魅力的にできます。

既にあるデザインが気に入らない方や作ったデザインの見栄えを確認して修正したい方は校正も視野に入れましょう。

校正の仕方がわからない方は「化粧箱のデザインや色合いを確認するための校正について」という記事を読んでみてください。

力を伝えるパッケージを作るヒントは商品売り場に

あくまで私見ではありますが、初めてパッケージを作ろうという方などへのオススメは、まずは沢山の事例を知ること・見ること、すなわち売り場へ足を運ぶという事です。
パッケージデザインに手慣れた方でもされているという話も聞きますし、私自身も今も時折おこなっております。
仕事柄でしょうか、プライベートの買い物でもパッケージを気にしがちではありますが。
画面や写真の中で見るのも良いでしょう。ですが実際に目にする・手に取る方が、より判りやすく、よりイメージを掴み易いかと思われます。アナタが作ろうとしているパッケージのイメージもより具体的な形で浮かび易くなるはずです。

そうして自身の中に取り込んだ様々な実例・知識を基に、新たにアナタのイメージを創り出し、それをもって、デザインの細かい部分や工夫など含めデザイン作成を依頼されてはいかがでしょうか。

魅力を伝えるパッケージの依頼先の決め方

パッケージの製造においてデザインをどこに依頼するかの評価

ここからはパッケージイラストのデザインの作成は何処へどのようにすればよいのか、その際には製造においてどこに注意すればよいのかなどの評価をしていきたいと思います。

まずは依頼する先を大まかに決めましょう

パッケージデザインを作成するにあたって、現段階でどのくらいのイメージがあり、どの部分を依頼するのかによって「どこ」は変わってきます。これは同時にアナタがどのくらいの手間暇・コストをかけられるのか、にもよってくるところです。

前回も少し触れましたが、例えば中身の商品だけが決まっていてその先は全て任せてしまいたい(時間が取れない、自身の手間はかけたくない等)のでしたら、そこから先を一任し、アナタは出来上がってくるのを待ってそこから決めるのも良いでしょう。その場合にはキャッチコピーや販路の拡充、効果的なイベントまで依頼できる広告代理店やマーケティング会社が挙げられます。
費用は高くなるでじょうが得られる結果も大きなものになる可能性は高まります。

反対に形状や印刷などのイメージは全て固まっていて、あとはそれを製造会社に入稿するためのデータにする部分だけを求めているのならば、その場合にはデザイン会社に依頼するのすら勿体ないかも知れません。
パッケージの製造を依頼する印刷会社へ依頼するか、データに起こす技術と環境を備えている知り合いを頼って費用を抑える方向を模索することをオススメします。

その中間、ある程度のイメージはあるが確たるものではなく、且つパッケージデザインだけを求めているのであればデザイン事務所へ依頼するのが妥当でしょうか。
餅は餅屋、とでも言えば良いのでしょうか。
ただしその場合にも、一度は印刷会社にも問い合わせてみた方がよいでしょう。デザイン部署を持つ印刷会社もありますし、パッケージデザインを得意とするデザイン事務所・デザイナーを紹介している印刷会社もあり、具体的に探す手間を省くことや確実性の高い依頼先を知ることが出来るかもしれません。

もちろん、アナタ自身がパッケージデザインをし、データも作成するというのもありですが、そのためには必要な知識と環境(設備)を有している事が条件となりますので、これから新たにとなるとハードルは高くなります。
とは言え、手間は掛かっても費用については先々も見据えるなら最も抑えられる可能性も強く、選択肢の一つではあります。
今回はそのための具体的な方法を紹介していく内容ではありませんが、いずれ機会あればその内容で書かせていただけたらと思います。

依頼先の選定はどうすれば良いか

先に挙げたのは大まかなところ、ではそれが決まったら次は?となります。
例えばデザイン事務所と言っても、とても沢山のデザイン事務所が存在するわけで。
インターネットが普及して、現在ではまずは検索して候補を選出するというのが近道だと言えるでしょう。「パッケージ」「デザイン」「化粧箱」「●●(県名など)」のキーワードを入力してホームページを見てみて何ヶ所かに絞っていく方法です。

余談ですが、聞くところによりますと近年ではインターネット上でデザインのコンペをお願いし、こちらの要望に沿ったデザインを比較的抑えた費用で求めることが可能なサイトなどもあるそうです。
なんでも要望を伝えた後に幾つか上がってきたデザインの中から選び、選んだデザインに対してのみ費用を支払えば良いのだとか。私は依頼したこともなく詳細は知りませんが、お客様からそのようなお話も耳にしております。

さて絞り込みが終わったら、実際に問い合わせてみてアナタの要望に沿えるところなのか確認した上で相談し、まずは説明や見積を依頼するのが良いでしょう。幾つかを比較検討して決定する方が間違いはないかと思われます。

その際にコツというほどではありませんが、まずは一つ確認しておく事をオススメします。
それは、パッケージデザインは得意か、これまでに実績(履歴)はあるのか、ということです。
広告代理店でもデザイン事務所でも、そして印刷会社でも得手不得手があります。
その分ある分野に特化していたりもしますので、決して悪いわけではありませんが、アナタが初めて依頼するのであればパッケージデザインが得意であったり、そこに特化したりという方が望む結果を得易いのは言うまでもありません。
可能であればこれまでの実績(履歴)から見せて貰えるものがあれば、実際に幾つか見せて貰うのが良いでしょう。

敢えてこれまでパッケージデザインはあまり扱ってこなかったところへ、というのも新しい可能性を拓くためのチャレンジではありますが、初めての方にオススメは出来かねます。

困ったときは、ケイパックに相談を!

日頃より当社へも、「ホームページを見たのですが」とのお問い合わせをいただきます。
当社は化粧箱などを中心としたパッケージ会社ですので、デザインについてのご相談なども、どの段階からでも承っております。

例えば「中身の商品の開発からお任せしたい!」などのご相談には少し(笑)困ってしまうかも知れませんが、皆様のお役に立てるよう社員一丸となってご協力させていただく所存ですので、物は試しで構いませんのでお問い合わせいただければと思います。

アナタの望むところのその先を超え、更なるご提案をさせていただければとの意欲を持ってご相談お待ち申し上げておりますので、遠慮なくお問い合わせください。

ケイパックに相談する

【具体例あり】魅力を伝えるパッケージ製作で追加料金がかかる案件

パッケージの営業で、ある化粧品の箱の見積もり依頼において

パッケージを作るにあたっての大事な要素の一つとしてパッケージのデザインがあることは既に紹介したとおりです。

極端な話、商品の中身は従来品とほとんど同じでもそのデザインによってより良く売れたりあるいは逆に売れなかったりするほど商品の売り上げに寄与したりすることすらあります。

アニメのキャラ等をお菓子のパッケージに印刷したりだとかはまさしくその類の効果を狙ったものと言えると思います。

先日あるお客様から化粧品のパッケージ作成のお声掛けをいただいたときも、早速お伺いし、はじめにお話しをお聞いたときには、現状使われている箱と同じ物を作成した場合の御依頼でしたが現状の箱ならば、今依頼されている業者さんがありますよね。
版や木型代などイニシャルコストを考慮すると切り替えにメリットがあるのでしょうか?
と問い掛けに対しもう、10年以上も見直しをしていないので、見直しをしていきたいとのことでしたので、現行品のサンプルケースをお借りし、御見積をさせていただくことになりました。

そんな中で、今回の見直しに際し、デザインを変更したいとのことをお聞きしました。
デザインを一新される理由として、ある商品に貼ってある商品ラベルのデザインを変更したところ、その商品の売り上げがかなり伸びたそうです。
商品自体の中身や、商品の容器は変更はなかったそうです。
新旧のラベルを見せていただきましたが、デザインのイメージは一新されており、高級感あるものに変わっておりました。
それを受けて、パッケージもデザインを変更していきたいとのことでした。

このようにパッケージのデザインというものは大事な要素であるため、当然ながら最大限良いデザインを追及されるでしょう。
しかし良いデザインを自作できるセンスと実力のある方ならまだしも大抵はその道のプロの方へと依頼することになるかと思われます。

では今回はそのようにデザインを作製されてから、印刷に入るにあたって、追加の編集料金がかかってしまう案件をいくつかご紹介してみたいと思います。

パッケージデザインの追加の編集料金がかかる案件①

商品が決まり、パッケージの大きさもデザインも決まり諸々の費用も無事に決定し、いざ色校正を行おうとしお客様よりいただいたデータを見てみると特色2色にて作製されているはずのデータがR4Cの掛け合わせで作られている。

簡単に修正できる範囲(大雑把な括りですが)であれば問題無いけれど微妙な色のニュアンスであったり意図がわからないものであれば当然ながらこちらの感覚で修正することは出来ませんのでお客様の方で特色にデータを作製し直していただく必要があります。

仮に弊社の方で修正ということになる場合も、その作業量に応じた編集代は別途ご請求という形にもなりますので、気を付けていただきたいところでございます。

この手の話は、例えば当初はR4Cの掛け合わせで印刷する予定だったものが予算の関係で特色2色になったり、あるいは難しい色の組み合わせを、より安定した品質のために特色で印刷する。
というようなことを打ち合わせの上では決まっていたのに、それがデザイナーさんにまでしっかりと認識を共有できていなくて当初のままR4Cにてデザインを作ってしまってそれが入稿される。
という事態も起こり得ます。

なので途中で何度も見積もり条件が変わったりすれば、それだけ発生しやすくなると言えます。色々考えているうちにうっかり抜け落ちることの無いよう気を付ける必要があります。

パッケージデザインの追加の編集料金がかかる案件②

さて2つ目は先の話とは少し違って、改版時の話です。
パッケージデザインは何度もリピートしていくうちに改版がかかることも良くあります。

それは商品のイメージを一新するための大規模な改版であったりあるいは原材料が少し変わった・発売元の住所等が変わったなどの一部分だけでの改版であったりと理由は様々ですが、さてこの場合編集の料金が大きくなるのはもちろんですが大規模な改版の方になります。

というより住所等が変わる程度であればご依頼いただければこちらで編集し、それをPDFなりで送信。ご確認いただく。という作業が可能ですので、費用的にも時間的にも効率的かと思います。

他にも最近では特色で店の名前を印刷していた部分を白抜きにする→色を一色減らす。という作業も行いました。基本的に文字等を減らすだけ、独立した色を一色削除するだけ。などであれば十分こちらでも対応可能です。

しかしこれらもCTPの版が主流となりデータから直接出力できるからこそのものであり、フィルムでの刷版が主流だったころには削ることは出来ても足すことは手間のかかる作業だったようです。

イラストを変えるような改版の場合はそれを弊社にご依頼されるかデザイナーさんにご依頼されるのかは皆様のご判断によるところになりますが、例えば弊社の得意先様の中には、デザインのイメージ元をもってそれをもとに、ここにこれを配置してここにこの柄を足して…
と打ち合わせいただきこちらで作製させていただいている先様もございます。

パッケージデザインの追加の編集料金がかかる案件③

さて次は少し面倒な話になります。
それは入稿いただいたパッケージデザインのデータがそのままでは印刷するにあたり問題が発生することが予見されるものであった場合。あるいはデータに不足があったりする場合です。

それは例えばゴーストが発生すると考えられるようなデザインであるようなら、デザインを変えるかゴーストを起こりにくくするために印刷に使う原紙の寸法を大きくするなどの対策を取る必要があります。

この場合はどちらにせよ費用がかかりますが、現状のままでは良くない印刷仕上がりになりますのでそこは致し方無いところかと思います。

逆にデータの不足であっても紙マークが無い。とか、JANコードの数字が仮のまま、だとかならばそれを修正するだけで済みますので場合によっては料金が発生しないかも知れません。

基本的には作業量の大小によるご請求になりますので、簡単なものであれば弊社等印刷会社に依頼した方が早いかもしれませんが、その場合でもデータの改版したものをデザイナー様まで送ってあげたほうが、後の改版などの時に余計な手間がかかることなく作業できると思います。

パッケージデザインの追加の編集料金がかかる案件④

最後にスミの再校正について少し。

今回は画像があったので使用色はカラー4色のCMYKのみで特色は使用しないという条件で、そのデザインは、簡単に言うと画像の周りに数cm巾の黒枠があるようなものでした。

で、このスミ枠の中に少しスミアミで模様が描かれているようなデザインでした。
※注釈・・・『スミ』=黒色のことで、CMYKの『K』です。

【再校正依頼概要】
①画像がぼやけているのでもう少しハッキリ。
②スミ枠内のスミアミ模様部分はOK.
③スミ枠内のスミ部分(=スミアミ以外)をもっと濃く。

というような内容でした。。。もちろん、現物を見ながらでないと分かりにくいとは思うのですが、デザインをブログでUPするわけにもいかず・・・頭フル回転で想像を働かせてみて下さい(笑)

①は、なんとかなるかもしれないが、元々の色見本とはほぼ一緒だったので、見本と離れる懸念があり、③はすでにスミ100%なので、これ以上濃くしようと思っても難しい。
かといって、インキを盛ることによって濃くすれば①にも②にも影響がでてくるし・・・スミベタ部分だけ、もう1色使って印刷すると、結局特色を使用するのと同じで5色になってしまうし・・・・・とお客様と悩んでいたのですが、ふと思い出したことがありました。それが『スミ下』です。

『スミ下』とは、スミ100%のところにCMYを少しづつ入れることにより、より濃い『黒』を再現できます。

で、今回は修正指示に対し、この『スミ下』を入れるだけの修正を行ったところ、①も全く同じはずなのに、周りが締まることにより、不思議なもので・・・若干ハッキリに見えてくるのです。おかげで気持ちよくOKも頂けました。

魅力を伝えるパッケージをデザインするコツ(まとめ)

まとめ

パッケージデザインは、華やかさとかキレイさとかだけではなく、『何を伝えたいか』そして『それをどう伝えるか?』が大事です。

色々なことを全て伝えようとするのではなく、独自(オリジナル)性を強調する1つのコンセプトで統一されたデザインにするべきです。

商品の一番良いところ・一番伝えたいところ・オリジナル性に優れたところを、考えて考えて(この部分は、もうご本人にしか分からないのですから)脳ミソに汗かくくらいに考えてフォーカスしていく必要があります。

そして、たとえ自分が手掛けたデザインだとしても、最後にどれだけ客観的に見ることができるか?
という能力を身につけるかが大事です。
一言で!
一瞬で!
オリジナルのメッセージを送れるデザインがベストです。

パッケージデザインにお困りでしたら、ケイパックに一度ご相談ください。

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