パッケージに付加価値をつける方法

「商品も発売日も予算も決まっているから可能な限り安く作りたい」
「オリジナルギフトボックスを安く作れるところないかな」
「プロのアイデアで、おしゃれなギフトボックスをコスパ良く作ってほしい」

このように考えているパッケージ担当の方も多いでしょう。

ギフトボックスは特別感を演出する目的があるので、コストを抑えすぎて安っぽい見た目になってしまうことは避けたいですよね。

当記事では、当社の製作事例と、ギフトボックスの製作費を可能な限り安くするアイデアを5つ紹介します。
なお、今すぐパッケージの制作費用の見積もりを取りたい方は、以下のフォームからお問い合わせください。
オリジナルギフトボックスの見積もりを取る

 

オリジナルギフトボックスは小ロットで作成可能!

オリジナルギフトボックスは小ロットで作成可能!

オリジナルギフトボックスはケイパックでも小ロットで作成可能です。

高級感のあるギフトボックスで、それほど多くの個数が必要ない場合や、試しに小ロットで作ってみたいなどのご要望にもお答えできます。

実績ベースでは1個からの発注が可能で、30個からの発注を頂いたこともあります。

 

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫5選

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫5選

  1. 形状を変更して面積を減らす
  2. 蓋を小さくする
  3. 人件費を抑える
  4. ニス加工を活用する
  5. 木型を使い回す

順番に見ていきましょう。


オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫1.形状を変更して面積を減らす

【ギフトボックスをなるだけ安く作るために~形状を変更する~】

一般的な形で想像しやすいことから【蓋・身 式組立て箱】を前提に話を進めます。

この箱はギフトボックスとしては本当によくある形状で、お店を覗けばほぼ間違いなく見つけることができるでしょう。

蓋・身 式組立て箱(展開図)

さてこの形状ですが、その名の通り「蓋」と「身」の2パーツに分かれていて、それぞれが高さにあたる箇所を折り返す構造になっております。
組み立て方としては高さにあたる箇所(=側面)を折り返して、この側面4ヶ所を、各々が接する”角(かど)部分”を組み合わせることで箱の形にします。

そのため展開図としては高さが60㎜の箱ならば、側面に使用する紙だけで60㎜×4で240㎜も使ってしまい、しかも、天地方向も・左右方向も両方240㎜づつ必要で使用する紙の面積が大きくなります。

紙の仕入れ賃は、紙重量×紙単価×枚数で決まるため

面積が大きくなる=重量があがる=原紙代が高くなる=単価が上がる

ということでこの形式を変えて紙面積を小さくしましょうというのが、ここでの話です。

その方法として蓋と身を一体型にするというものがあげられます。
これならば高さの折り返しが無くなるのでそれだけ紙の面積が小さくできます。

また蓋と身がくっついているため在庫管理という面や資材の移動ということにおいても蓋・身 式組立て箱よりも優れているといえるかと思います。

しかし、これには当然ですが問題点があります。
それは「フタ」部分の高さの折り返しを無くしたことです。

紙の面積が小さくなり折畳みやすくもなりますが、「フタ」部分の高さにあたる部分の紙が1枚分しかないことや、天面自体は同じ1枚の紙でも、四方にシッカリした側面が付いていないことで強度が弱くなることです。

そのため事前にサンプル作成をするなど、その強度が使用に耐えうるかしっかりと確認する必要があります。
(もっともこれは蓋・身 式組立て箱でも同じことですが)

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫2.蓋を小さくする

箱の高さを調節

蓋身一体型にすると強度が弱くなるのであれば、やはりそこは維持したい。

しかし安くもしたい。

であればもっと単純な方法でいきましょう。

それは、掲題の通りギフトボックスの高さを短くするというものです。

とはいえ中身ありきのことですので好き勝手小さくできるわけもありません。
とりわけ商品を入れる身は、そうそういじれるものではないでしょう。

ですが、蓋ならばどうでしょうか?

こちらは被せているだけなので多少小さくしたところで箱としては問題ありません。

仮に10mm縮めれば、折り返しで計4箇所が10mm縮むことになりますので合計で40mmになります。

これが20mmならば合計で80mm展開図が小さくなります。
こうして縮めた分だけ紙面積を縮めることができれば、
強度を維持したまま単価を下げることが可能になります。

『蓋が底に届いていない箱なんてあるの?』
もしかしたらそう思われるかも知れませんが試しにギフトボックスが陳列されているところを見て下さい。

まあ見つかるはずですよ。

それらの全てが価格的な理由とは言いません。
見せ方としてあえて選択されていることもあるでしょう。

しかし安く仕入れられるということもそういう形になっている一因なのでは?と思う次第です。

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫3.人件費を抑える

組み箱の違い②

最後はあえて箱の仕入れ単価を抑えずに人件費を抑えて合計費用を安くする例を1つ紹介します。

それは形状ほとんどそのままに両サイド貼りを行うというものです。

簡単に言うと高さにあたる部分の長い方を折り返して糊貼りします。
こうすることで組み立てる際の手間と人件費を軽減できます。

また、形状がほとんど変わらないということからも分かるとおり、強度に関しても同程度のものが出来上がることも利点と言えます。

そして箱としての仕入れ単価が上がっても、手間が軽減したことにより人件費が下がれば、総合的にはむしろ安く箱を作れることにもなりえるということです。

一口に安くといっても、このように様々な方法があります。
どれがその商品にとって一番良い方法なのか。
思いをめぐらせ、提案するのも我々の大事な仕事だと思います。

そして箱を作ろうと考えられている方も是非、提示された見積もりや製造方法以外にも何か無いのかと聞いてやって下さい。

案外もっとあなたの希望に沿った加工方法が出てくるかも知れませんよ(笑)

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫4.ニス加工を活用する

加工でコストを抑えるのも一つの方法です。

箱の表面加工で一番安い加工方法はニス加工です。
印刷機で加工できるため、色を印刷する工程と同じように加工できます。
さらに、ニスを全面に塗るのではなくニスとマットニスを組み合わせると、光沢の差を活かしたデザインを施せます。

オリジナルギフトボックスを安く作るための工夫5.木型を使い回す

リピート生産が前提の話になってきますが、もあります。
木型代を削減できるため、1箱あたりの単価を下げる工前回使った木型を使いまわしてデザインだけ変える方法夫を考えるよりコストを抑えられます。

ギフトメーカーさんからは、木型が同じで印刷図柄だけを変える依頼が特にきやすい印象です。
印刷図案と中の商品を変えて、全く別の商品として売り出されることも多々あります。
ただし、ご要望によっては新しい木型が必要になってくる場合があるため、使いまわせるかは要相談です。

上記のような安くする方法をもっと色々知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
化粧箱の印刷コストの比較を見る

 

安くオリジナルギフトボックスを作れて喜ばれた事例2選

安くオリジナルギフトボックスを作れて喜ばれた事例2選

【製作事例1】安くておしゃれな、あめ細工のオリジナルギフトボックス

【製作事例1】安くておしゃれな、あめ細工のオリジナルギフトボックス弊社で製作したポップでおしゃれなギフトボックスを紹介します。
このギフトボックスはあめ細工を入れるために作った箱です。

パッケージのデザイン案をいただいたときは、そのこだわりに驚きました。

昔ながらの伝統を感じさせつつ、カラフルな彩で今っぽいデザインに。
中身の見える箱になっていて、吊るしてもよし、立ててもよし、寝かせてもよしという取り回しのいい形になっていました。

実はこの箱、見栄えがいいだけでなく組み立てやすさにも考慮された箱なのです。
貼りが一切ないため、コスト削減も実現できています。

組み立て前はかさばらない形状なので、保管しやすいのもメリットの一つです。

ただし、こだわりのデザインを反映しつつ、さらに強度と組み立てやすさも考慮するとなると、かなり試行錯誤を重ねました。
お客様と一緒にああでもない、こうでもないと考えながら作った箱が出来上がったときの喜びはひとしおです。

パッケージを作る際の裏話をもっと知りたい方は以下の記事もご覧ください↓
あめ細工の箱のこだわりをもっと見る

 

【製作事例2】整骨院の院長が作った整体グッズのパッケージ

続いて紹介するのは、整体グッズのパッケージです。
発注者様はパッケージを作り慣れていない方で、相場も専門用語もわからないとのことでしたが「納得感を持って箱作りができた」とご満足いただけました。
「初心者にぜひおすすめしたいパッケージ会社」とまでいただけて光栄です。

コスト面では特に要望はありませんでしたが、コストダウンできるポイントがあったので提案したら大変喜ばれました。
こちらの利益だけを考えてお客様の損になるような提案は絶対にいたしませんのでご安心ください。

この箱を作ったときの発注者様の視点で語られたインタビュー記事がありますので、気になる方は次のページもご覧ください。

ケイパックの仕事ぶりについてお聞きしたインタビュー記事を読む

 

安いオリジナルギフトボックスに関してよくある質問

安いオリジナルギフトボックスに関してよくある質問

  • ギフトボックスはどこで買えますか?
  • 貼り箱のほうが安く作れますか?
  • ギフトボックスをオーダーメイドで1個から注文できますか?

ギフトボックスはどこで買えますか?

既製品のギフトボックスなら百円ショップやホームセンターで買えます。

オリジナルギフトボックスを作りたい場合は、ケイパックのようなパッケージメーカーに依頼しましょう。

貼り箱のほうが安く作れますか?

原紙に直接印刷するよりも貼り箱のほうが安くなると考える方もいますが、必ずしもそうとは限りません。

1箱あたりの単価はロット数・材料・リピート回数などによって変わってくるからです。

少しでもコストを抑えたいなら、営業担当に安く作りたい旨を伝えてみましょう。

弊社にお任せいただければ、可能な範囲でコストを抑える方法を、プロ目線で一緒に模索します。

ギフトボックスをオーダーメイドで1個から注文できますか?

最小発注単位が定められているパッケージ会社もありますが、ケイパックなら1個から注文できます。

実績ベースでいうと、30個のパッケージをご発注いただいたことがあります。

安くておしゃれなオリジナルギフトボックスを作りたいなら専門店にお任せください

安くておしゃれなオリジナルギフトボックスを作りたいなら専門店にお任せください

一口に安くといっても、このように様々な方法があります。
「どれがその商品にとって一番良い方法なのか?」

思いをめぐらせ、提案するのも我々の大事な仕事だと思います。
できる限りご希望に添えるよう精一杯お手伝いさせていただくので、オリジナルギフトボックスを安く作りたい方、ぜひケイパックにご相談ください。

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