新幹線

コロナも終息したとはまだまだ言えませんが、いまのところかなり抑えられている今日この頃、ここぞとばかりに!(笑)・・・というわけでもありまあせんが、先日お客様に印刷立会にご来社頂きました。
印刷立会と言っても、当社は工場が大阪にありますので、当然、立会いも大阪でということになります。

しかしながら、私は東京営業所に所属しておりますので、クライアント様も東京(近郊)にお住いの方がほとんどになります。

従いまして、印刷立会というと、だいたい朝一に東京をご出発頂き、お昼頃に印刷立会をして頂き、そして東京に戻るころには早くて夕方!というように1日がかりのことなのです。

クライアントの皆様には、立地的な部分で、時間と体力をお使い頂き、大変恐縮ではございますが、反面、我々としてはうれしいことも多くありまして・・・・

今回は、そんな印刷立会のお話です。

パッケージの印刷立会の理由は・・・

パッケージの印刷立会の理由は・・・

お客様に印刷立会にご来社頂くのには、大きく分けて2つの理由があります。①『お客様からのご要望』、②『印刷会社からの要望』ですね。
では、それぞれどのような意味合いがあるのでしょうか?

お客様からのご要望による印刷立会

これはお客様の方から『本番の印刷を実際に見て色をチェックしたい!』というご要望ですね。通常の流れでいうと、本番の印刷をする前に、事前に【色校正】という色チェックをするのですが、【色校正】をしているにもかかわらず、なぜ本番の印刷を『見てみたい!』となるのか?

それは・・・

・簡易校正での確認だったため
・(データを変えるまでもないけれど)もう少し濃度変化で色を調整したいため
・そもそも【色校正】で希望通りの色が出ていないため

等々、もろもろの理由がありますが、一言で言うと『色校正と本番印刷とでは、全く一緒ではないから』であり、お客様もそのことをよくご存じなので、『本番の印刷を見てみたい!』となるわけです。
(決して、『印刷会社に任せておいては不安で仕方ない・任せることは出来ない』ということではない・・・・・と信じております(笑)。そもそもそこまで不安であれば、はじめから違う印刷会社に頼まれるはずですので。)

ちなみに、色校正と本番印刷がバッチリ一緒にならないのは、(色校正が本機校正でないかぎり)環境・方法・手段が違うからです。

印刷会社からの要望による印刷立会

これはお客様の方からは責了を頂きながらも、印刷会社側からお客様に『印刷を見に来て下さい』というお願いですね。お願いと言うと言い方がキレイですが、もっと言うと、要は『来てくれないと印刷出来ません。』ということですね。

それはなぜか?
1つは、『アバウトな指示』であること。
例えば・・・色校正よりもっと濃くしてくれたらOKなので、それで進行して下さい。ただ、濃すぎたらNGよ。・・・なんていう場合。

1つは、『色見本が色見本とならない』こと。
例えば①・・・この箱のベタ色は、中身の透明ガラス瓶の青色に合わせて!・・・なんていう場合。紙とガラスという素材違いの色見本、素材が違えば色が合うはずがありません。
例えば②・・・この出力紙に色合わせて!・・・なんていう場合。実際の印刷とプリンターからの出力物とでは色が合うとは限りません。

つまり、お客さまから責了を頂いたとしても、その判断が『お客様の判断基準に頼らざるを得ないもの』については、印刷会社側からお客様に印刷立会をお願いします。

まぁ、この点については、事前説明や段取り等々でお客様が『嫌々ながら印刷立会に来て頂く』という状況は、回避する方法を印刷営業マンがとるべきだとは思います。ので、印刷会社側からの要望での印刷立会としても、経緯や流れからお客様には納得してご来社頂けるようにしなければいけません。

わざわざ東京から来たのに!(余った時間の有効活用)

わざわざ東京から来たのに!(余った時間の有効活用)

余った時間=空き時間=あき時間=あきと時間=秋と時間=秋時間!

なんて冗談は置いといて・・・当社の話に戻りますが、正直、印刷立会だけなら、ほんの数分で終わることもあります。ちなみに、私自身のお客様立会最短記録は・・・5秒!です。5分ではなく、5秒です(これホントなんです)。
ただ、往復に5~6時間かけてご来社頂き、印刷立会が終わったからといって実際に数分だけのご滞在でお帰り頂くわけには参りません。

また、せっかくご来社頂けたのですから、これを好機と工場見学等で当社をアピール!!させて頂きます。『ケイパックさんなら安心して任せられる』と言って頂けるように!・・・・・そして、実際に多くの方に実感頂けているかと自負しております。
ちなみに、当社では(印刷立会とは関係なく)年に4回『顧客招待日』という日を設定し、工場見学会を開いております。。。コロナ禍前はですが。
※ ご希望があれば、(コロナ禍が過ぎてから)お気軽にお問合せ下さい(笑)

東京-大阪間のうれしい時間の活用

東京-大阪間のうれしい時間の活用

良くも悪くも大阪という立地上、東京からは日帰り出来ます。
というか、
お客様の方で、会社からの【泊まりの許可】なんて当然出ません(泣)

ので、だいたいは新幹線での往復になりますが、その行き帰り、もしくはどちらか一方だけでも3~4時間お客様と一緒に行動(会話)することが出来ます。

当社に印刷立会に来て頂けるということは、資材担当者さまなので、ほかにも色々な印刷会社(フィルム・成型品等々含む)に行かれているということもあり、その辺をふまえた他社の良いところ・自社の改善すべき点なども教えて頂けたりもします。

そして、こんな時は仕事の話ばかりではなく、それ以上に普段お聞きできないプライベートなことなどもお聞きすることができます。

つまり、お客様のことを、より深く知ることができるチャンスであり、より仲良くなれるチャンスなのです。また逆に、自分自身のこともよりよく分かって頂けるようにする良いチャンスなのです!

ただ・・・・・
帰りをご一緒する場合、お酒も入ったりします。新幹線だとなぜかしらお酒のまわりも早いですので、気を付けないとマズイことにもなりかねませんので十分ご注意下さい。・・・・・・自戒を込めて(笑)