お客様の手が伸びるパッケージ作成とは!!

パッケージの役割は色々あります、第一に商品保護目的、これはパッケージの主たる役割です。ただ保護を目的とするならば、印刷は最低限の色数にし表面加工も必要ないかもしれません。

ダース箱や外装段ボールなどがそれにあたりますが、それでは店頭に並ぶ化粧箱は味も素っ気もなくなり、お客様が商品を選択する時には恐らく手にとってもらえないのではと思います。

お客様に手にとってもらえるパッケージ、訴求効果の高いパッケージを作成しなければ、商品の売り上げも伸び悩んでしまいます。

それでは、どうすればお客さんの目に留まり、さらに手にとってもらえるパッケージを作成することが重要な問題になってきます。

お客様の手が伸びるパッケージ・・・、今回はそんな事を書いてみたいと思います。

色で引き付けるパッケージ作成

色で引き付けるパッケージ作成

訴求効果の高いパッケージで最初に考えるのがデザインとなります。

厳密に言うと、後から書くパッケージ形状の決定が先になるのですが、大まかな形状を想定して、デザインから入る事も多いのです。

デザインを表現するのは印刷となり、その印刷について少し触れると、色の話になります。

印刷における色表現で多く使われるのは4色印刷で、シアン(青)、マゼンダ(赤)、イエロー(黄)、ブラック(黒)をアミ点にて掛け合わせてカラー表現をします。

逆に言えばこの4色で全て表現ができるのですが、どうしても表現しきれない色は特色という固定色を使用します。特色は1色分印刷代が増えてしまいますが、それに見合う役割を果たしてくれます。

掛け合わせで表現する色にはどうしてもバラつきが若干出てしまい、デザイン上インパクトを与えたい箇所に指定色を配置する際には注意しなければなりません。

特色を使うと安定した色表現が可能となりデザインも際立ちやすくなるのです。色味でいうと紫色や緑色がそれにあたり、4色表現で赤と青、青と黄の中間に位置するような色は、少しの変化で赤みが強かったり青みが強かったりするので、このような場合は特色を使用すると効果が大きくなります。

また色味だけではなく、濃度にこだわるのも他の印刷物と差をつける一つとなります。

例えば、黒1色のベタ色表現を施した箱を作成しようとした時、通常であれば黒1色(1回)を印刷してしまえばいいのですが、それを同じ版で同じ黒色を2回刷るとどうでしょう、色味は黒でも、100%と200%の違いは深みとして表れ、落ち着きのある高級感を持たせる事が出来ます。

このように、ちょっとした工夫が魅力のあるパッケージ作成に繋がっていくのです。

原紙選択で差をつけるパッケージを作成する

原紙選択で差をつけるパッケージを作成する

パッケージの作成に原紙の選定は重要です。

デザインに質感をプラスする効果は表面加工を施すか、原紙表面をそのまま利用するかとなりますが、ここでは原紙について書いてみたいと思います。

パッケージの印刷原紙には色々な種類があります。一般的な原紙として挙げられるのが、コートされた紙で、原料(パルプ)に古紙を多く含んだ紙では、片面だけコートしているコートボール(裏ねず紙)や両面コートをしているカードBなどがそれで、古紙の比率が低いカードA、バージンパルプだけのコートアイボリーと続きます。

表面に印刷のりがいい様にコートしてある紙であれば、古紙の含有率はあまり関係ないのではと思われがちなのですが、原紙を形成するパルプの長さが古紙は短く、また色もどす黒い為、その上にコートしても表面の凹つきや色むらは取り去る事は出来ないのです。

印刷表面をグロス(光沢)に仕上げるか、マット(艶消し)に仕上げるかは表面加工にてニス、ビニール引き、PP貼りともグロス、マットが用意されておりそれぞれ加工をすれば光沢、非光沢は得られるのですが、自然食品等の求められるよりナチュユラルな感じを出したいという場合には、原紙表面をコートしていないノーコート紙などを使われれば風合いのあるマット感が出せたりもしますし、逆にキャストコート紙(高光沢高平滑)を使えば艶のある印刷が仕上がります。

更に訴求効果を高めたければ、アルミ蒸着貼合紙(加工紙)を使えば金や銀の輝きを持たせる事も出来ます。

ただ、ここにご説明さして頂いた順に原紙価格は高くなっていきますので、包材としてのコスト見合いは、考えて頂かなければなりません。

原紙選定はパッケージ作成に大きな効果を生み出す要因にもなりますので。

コストの許す限り拘ってみられれば、素敵なパッケージが出来上がると思います。

パッケージ形状を工夫して作成する

パッケージ形状を工夫して作成する

最後になりましたが、形状はパッケージ作成の最重要項目です。

何をどのように入れるか、どうすれば効率が良いか、どうすればお客様に喜ばれるかを考えて、形にしていかなければなりません。

基本形状はいくつかあって、キャラメル箱のように蓋になる部分が両面差込タイプのものや、少し重たい内容物であれば、底が組み上げ式の地獄底箱(アメリカンロックタイプ)、また折りたたんだ状態から起こしてくると自動的に底が組み上がるワンタッチ底箱。これらの箱は天面、もしくは側面から商品を出し入れすることとなり、開封しても商品を取り出さなければ、実商品を見る事ができないので、内容物を見せたい場合は窓穴を開けたり、その窓にフィルムを貼ったりして、商品をお客様の目に触れさせる事が出来ます。

お弁当箱のような箱を組箱と呼び、見箱蓋箱と分けれており、蓋を開けると内容物が全て目に入るような箱になっています。この箱は商品自体に高さがなく、数量が多めで箱自体が平たくなってしまう様な時や、開閉頻度が高い場合に適した箱であり、お中元やお歳暮の食品関連にも多く使われています。

箱内の商品固定を仕切り等で工夫し、ボトル形状のようなものや関連部材をきれいに並べて、お客さまにお見せすることの出来る箱となっています。

形状的に面白いピローケース(枕型、マチ無し箱)やケーキやお饅頭の箱に使われている底がフラットで上部開封する、箱の4角が貼られている箱(4角貼り箱)などもあります。

また、円形の箱や、六角形八角形と形状においても多彩なバリエーションがあります。

形状設計のもっとも重要な役割は内容物を保護、包装する事ですが、形状はお客様に見せるという観点と、効率よく商品充填でき陳列するという観点の両側面から設計をしていく事が大切で、そのどちらかに偏ってしまうと、コストや売れ行きに跳ね返ってしまうものです。

このあたりを考えて、より作業効率の良い、お客様の目に留まりやすい箱を設計していきたいものです。

お客様の手が伸びるパッケージ・・・

それは単独で光り輝くものもあれば、横一線同じ商品群の中で他とは差別化を図ったパッケージもあります。

商品をどう見せたいか、なにをアピールしたいかを印刷、材質、形状という部分で、ご相談いただければ当社の精鋭営業マンが的確なアドバイスをさして頂き、良きパートナーとしてのお付き合いが始まることと思います。どうぞお気軽にご連絡頂ければ幸いです。