納期対応のための社内一貫生産

当社経営理念の先頭に掲げているのが“お客様第一主義”です。

前回も『一貫生産』をアピールさせて頂きましたので、実際の当社設備について、解説させて頂きます。

先ず、当社は中小の印刷業ながら印刷、抜き、貼りを設備しており、印刷機では油性4色印刷機とコーター付UV5色機を持ち表面加工までインラインで加工出来ます。トムソンの機械は4台設置しており稼働集中するシーズンでもこなしていけるキャパシティを持ち、グルアーでは4角貼りも出来る汎用機を含め計3台のグルアー機によって貼り加工を行っています。

この設備をフルに活用することで、納期対応が迅速に行えます。

関西圏の印刷業界では分業システムが根付いており、印刷は印刷、抜きは抜き、貼りは貼り・・・という風に各加工業者さんを経由することが多々あります。これには移動時間がかかり、最終納期の行程管理が難しくなったり効率よく加工出来たとしても、移動時間分が納期として費やされてしまいます。

この点で当社は同じ建屋の中を移動するだけなので、お客様の希望納期に対応していくことが出来、評価を頂いている部分でもあります。

まだまだ一貫製造のメリットはあります、それは品質です!!

同じ工場内で製造されていく紙器において、各工程の作業者は自分のセクションだけの役割を果たすのではなく、前工程、後工程まで考えて作業に取り掛かる事により不良発生時の発見が早く、対処に時間が掛からなく不良品の流出を防ぎます。

このように一貫製造の強みが、お客様に喜ばれる為に繋がっていきます。

コラム:余丁とは??

コラム:余丁とは??

もともと“余丁”というのは製本の世界で、仕上がった部数が必要数を上回った時の余りの意味です。大きな意味で余剰生産分、余った製品ということで、紙器の分野でも受注数量より多く出来た箱を“余丁”と呼んでいます。

この余丁が何故出来るのかは一般的な化粧箱でいうと、印刷時には色合わせに必要な原紙の枚数は1色あたり約50枚~100枚と言われています。

4色印刷では必要生産数より約300~400枚の予備紙を持って加工に取り掛かります。

この時に発生するヤレ(損紙)は、後加工の抜きや貼りのセッティング用に利用したりして過剰な予備紙を使わぬように工夫をします。そうした結果、色合わせにもあまり損紙を出さず、後加工でも作業性が良ければ、自然と必要生産数を上回る化粧箱が出来上がるのです。

受注生産数を下回らないように化粧箱を制作するには必ず予備原紙は必要となってくるのですが、この予備原紙の数が多ければ必要枚数を下回るリスクが減り、お客様に迷惑を掛けることが少なくなる反面、予備紙の増加分コストが高くなってしまいます。逆にコストを抑える為に予備原紙を少なくすれば、不意のトラブルや調整等にロスをしてしまうと受注生産を下回ってしまい、定数製造している商品の箱ではたちまち納期トラブルに発展してしまいます。

たがが予備原紙ですが、営業はその加工難易度、製品品質、納品後の箱の出荷状況、コスト計算等を頭に入れながら予備原紙を算出しなければ、受注生産数の欠数や割高な箱を作ってしまうので、注意しなければいけません。

製造時に予備原紙の算出が特に難しいのは、化粧品の箱が挙げられます。

化粧品の箱は製品品質も高く、微細なキズや汚れでも不良品となる可能性が高く、最終に1個検品の必要性がある箱もあります。こんな場合ではロス数も多く見込まれますので、予備原紙数も多くなってしまいますが・・・、ここで問題が・・・。化粧品の箱は美粧性を求める為に、表面加工にもコスト高になるプレスコートやフィルム貼りが多く、さらに箔押し等の加工もされることが多いのですが、予備原紙数が多いと通し工賃の加工費の積み上げとなる紙器印刷では大きくコスト高になってしまいます。

そんな時には営業の経験と工程を熟知している力が発揮されのです!!

当社ケイパックには経験豊富な素晴らしい営業マンが、適正品質、適正価格を御提示致しますので、どうぞ安心してご連絡下さいませ!!