「レトロ感あふれるクリップを収納できるスリーブ箱を作成したい」

そんなご相談をいただいたのが、東洋精密工業株式会社様。

初めてのパッケージ手配で戸惑いも多い中、イメージに合う紙選びや細かな仕様調整を行いました。

今回は、理想のスリーブ箱が完成するまでのストーリーをご紹介します。

 

ブランドイメージを大切にした箱作りへの第一歩

2024年5月7日、東洋精密工業様から「レトロ感のあるクリップ専用スリーブ箱を作りたい」とご相談をいただきました。

レトロな雰囲気に合う紙質や、全4種それぞれ異なるデザインなど、ご要望は明確でしたが、パッケージ発注は初めてとのことでした。

ケイパックでは、まず「レトロ感」についてイメージをすり合わせるため、参考サンプルを数点用意。

見積もりや製造工程の流れも丁寧にご説明し、5月16日の面談では実際に紙やサンプルを手に取ってご確認いただきました。

 

サンプル提案から、理想の仕様を一緒に模索

提出したサンプルの中から、東洋精密工業様が「これが一番イメージに近い」と選んでくださった仕様をベースに、見積やスケジュールを具体化。

その後も入稿データや色校正などを一つ一つご確認いただき、7月11日には「色味もバッチリ」とご満足いただくことができました。

 

予期せぬ課題も、きめ細やかに対応

順調に進んでいたプロジェクトでしたが、7月中旬に思わぬ課題が発覚。

「クリップを入れて下向きに振ると、中身が落ちてしまう」とご指摘をいただきました。

原因は、サンプル作成時にクリップの実物が手元になく、想定より箱内の隙間が広かったことです。

すぐにサイズを見直し、何度も調整サンプルを提出することで、「しっかりホールドできる理想の箱」にたどり着きました。

また、最終調整の際には「スリーブから身箱が抜けにくくしてほしい」というご要望にも柔軟に対応。

細部までご納得いただいた上で、量産のご注文をいただきました。

 

ものづくりのパートナーとしてできること

サンプル提出時に「実際に商品を入れて確認しておいてください」とお願いしていたこともあり、最終的には「余計な手間を取らせて申し訳ない」と東洋精密工業様からお声をいただく場面もありました。

弊社ケイパックでは、大切な商品をより魅力的に見せるパッケージづくりを、今後も全力でサポートします。

 

実際に制作したパッケージ

画像のパッケージ仕様は以下の通りです。

  • 原紙:コートボール 270g
  • 印刷:R4色
  • 表面加工:ニス
  • その他加工:トムソン・サイド貼
  • 形式:スリーブ

 

東洋精密工業株式会社様、この度は大切な商品パッケージのお手伝いをさせていただき、誠にありがとうございました。

これからもものづくりのパートナーとして、お客様のこだわりに寄り添うご提案を続けていきます。

 

弊社ケイパックでは、発注が初めての方でもわかりやすいように、料金説明や完成までの流れを事前にお伝えしています。

ご希望に合わせたデザインや大きさ、柔軟な納期設定も可能です。

発注が初めてで不安な方や、デザインが具体的でない方もお気軽にご相談ください。

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