箱に表示されている”FSC認証”って何ですか?

突然ですが僕は釣りが好きです!!(笑)

最近はまっているのは磯に上がっての根魚釣りなんですが、これは岩場に付く根魚をルアーで釣る釣りで、その引き応えは強力でとても楽しいのですが、回遊してくる魚とは違いそこに居てる魚を釣り上げてしまえば、当分釣れません。また多くの釣り人が釣る事から年々その数は減ってきているようで、昔のようには釣れなくなってきています・・・

資源保護という観点から必要以上に魚を取らず、リリースして保護していかなければならないのです。これは魚に限っては事ではなく、地球温暖化や環境破壊につながる、森林伐採も同じ事なのです。

環境問題については、色々な取り組みや決まりごとがあるのですが、その中にFSC認証というものがあります。ポピュラーに感じられる方もおられれば、初耳という方もおられると思います。

今回はこのFSC認証って何ですか?について書かしてもらおうかと思っています。

箱に表示されている”FSC認証”とは

箱に表示されている”FSC認証”とは

先ず、FSCは”Forest Stewardship Council”の頭文字をとったもので、日本語にすると森林管理協議会です。したがってFSC認証は森林管理協議会認証という意味になります。

このFSC認証にはFM認証とCoC認証があり、FM認証とは”Forest Management”の頭文字を取ったもので、森林管理認証という事になり、森林自体や林業者に対して認証されるものであります。

またCoC認証とは”Chain of Custody”の頭文字を取ったもので、流通過程の管理認証であり、製造・加工会社や流通会社に対して認証されるものです。

我々印刷会社はCoC認証の対象範囲となります。

FSC認証の証として、製品にFSC認証ロゴマークを表記する事ができますが、これはFSC(森林管理協議会)が認定した認証機関が認証した森林、林業者(FM認証)が 伐採・製材し、認証された製紙会社が製造し、認証された紙商が流通させ、認証された印刷業者が印刷しなければ、表記できないのです。

FSC認証マークは、製品内容として古紙含有を示す”Rマーク”のように、製紙会社が定めただけで表記できるマークではなく、認証を受けた事業体がチェーンのように連鎖してなければならず、最終工程の印刷業者が認証を持っていても、認証を受けていない紙問屋から原紙を購入した場合は、FSC認証のロゴマークは表記できないのです。

FSC認証が箱に表示されるまでの流れ

FSC認証が箱に表示されるまでの流れ
先述したFSC認証は、FCS(森林管理協議会)が発行するのではなく、FCS(森林管理協議会)が認定した認証機関が独立した形で認証します。先ずはこの認証機関に連絡し、掛かる時間や費用の算出をしてもらいます。

これは事業体の規模や、印刷業の場合、外注先の件数によっても変わってきますので、問い合わせをして判断して下さい。その後認証機関が決定すれば、契約、審査と進みますが審査には工場、倉庫内への確認作業、管理マニュアルや製造記録、納品請求書等の書類提出もあります。その後認証判断がおりれば、5年間有効の認証書が発行されます。

これでFSC認証のロゴマーク(認証番号付き)の発行申請ができ、商品にFSC認証マークを表記できることとなります。

また認証の維持には、認証機関が年1回の監査を行い確認するという手順となっています。

日本国内には5つの認証機関があり、参考までに列記しますと。

アミタ株式会社
http://www.amita-net.co.jp/certification/forest/?fscj

ビューローベリタスジャパン
http://certification.bureauveritas.jp/cer-business/fsc/

コントロールユニオンジャパン
https://certifications.controlunion.com/ja/certification-programs/certification-programs/fsc-forest-stewardship-council

インターテック・サーティフィケーション
http://ba.intertek-jpn.com/service/certification/standard1/

SGSジャパン
http://www.sgsgroup.jp/ja-JP/Agriculture-Food/Forestry/Forest-Management-Certification.aspx

となります。

森林認証制度の種類

森林認証制度の種類

世界の国々によって森林認証制度は多数存在します。今回取り上げたFSC認証は最も多く採用されている認証制度ですが、もう一つの国際的な認証制度としてPEFC認証が上げられます。

FSC認証とPEFC認証の違いは、FSC認証が世界共通の原則・制度に基づいたものに対して、PEFC認証は各国の森林認証制度を相互承認していく、という違いがあり、欧米を中心に広まっている認証制度です。

日本にも、SGECという日本国内のみ適用の森林認証制度があり、2016年にはPEFC認証と相互承認されるようになりました。

このような森林認証制度の中から、各事業体は自社の目的に適合する制度を選ぶ事が大切です。

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