六角形箱(展開図)
紙器の中には組立箱というのがございます。
弊社公式HPの形状別商品一覧ページの最下部をご覧頂ければ分かりやすいと思いますが、最終的に人の手によって折って・曲げて・引っ掛けてと組み立作業がある箱のことです。

でも、ものによってはその組立方法が難しくないですか??

一番オーソドックスなのは、ギフトBOX(お菓子の詰合せ等)に使用される
『フタ・身式 組立箱』ですね。

こちらは、本当に超一般的な形状なので、一番簡単な部類に入りますが、
これでさえ全く『箱』にたずさわったことがない人にとっては難しく感じるようです。

ましてや、インロー式等々ちょっと変わるだけで【???】と
その難易度はどんどん高くなります。

そして、フタ+身式のギフトBOXでは、ほぼほぼフタ+身だけではなく、
仕切が入っていることが多いです。この仕切も曲者で、
やたらと組み方が難しいもの、中にはございます。

もちろん、お客様でのセット作業の効率性も考えて、
シンプルな形状を考えるのですが、求められるところがそれ以外にあれば、
ご要望にお応えしていくうちに複雑になることもなきにしもあらずでして・・・・・

で、何が言いたいのかというと、

先日、あるサービスをさせて頂きました。
もちろんお値段無料です(文字通りサービスなので(笑))。
ただ、これが非常にお客様に喜ばれたので、紹介させて頂きます。

それは(ギフト箱ではないのですが)組立が難しい箱を作らせていただいたのですね。
で、もちろん提案段階でも、ご発注の際にも
『このパッケージの組立方』というのはご説明させて頂きました。

もちろん、その後担当の方にはご理解頂きました。

ただ、お客様がその箱を使用される現場は離れていて、
現場にまでなかなか説明しにくいだろうなぁとは思っておりました。

そこで!私、頑張りました!(笑)
その納品させて頂いた箱の組立方を動画で撮影し(もちろん音声解説付き)、
YouTubeにアップしてお客様にお渡ししました。

これは本当に喜んで頂きました。私としてもうれしい限りです!
ということで下記より皆様にもご紹介させていただきますね。

地獄底箱の形状は凸と凹があって、①凹⇒②左右⇒③凸の順番で組立ます。

慣れればそれほどややこしいものではございませんが、
ではでは今回ご紹介する六角形の底地獄のパッケージではどうでしょうか?
(正確には底地獄とは言わないかもしれませんが・・・汗)

まずはこちらの画像をご覧ください(特に下の方)。

六角形箱①
なんじゃこりゃ?という感じですね(笑)

これをどうするのかというと・・・まずは底面をクローズアップ!

六角形箱②
で、この6枚の羽根(?)を1枚づつ、反時計まわりに折り込みます。

その際に、途中で折っていった羽根を押しのけるように各々奥まで折り込みます。

六角形箱③

↓↓↓こんな感じで!

六角形箱④
するとどうでしょう。
仕上りは、こんな感じで結構キレイでしょ??

六角形箱⑤
ちなみに、このパッケージの天面も面白いので合せてご覧ください。

六角形箱⑥

(※展開形状は冒頭の図面画像を参照下さい)

 

(組立て箱に関連して)ギフト箱について少し…

化粧箱(あめおかし)④

一口にギフト箱といっても考える事がいっぱいあります。

フタ・ミ式のものや貼り加工を行うものなど色々な種類があり、
その用途ごとに考えることもまちまちで
時節のあいさつとしてのお中元やお歳暮では、
まず内容物をどのように入れるか、
その強度は保てているのか・・・等ですが。

内容物をどのように効率よく並べるか、見せるという観点からどのように配置するかは、
これは箱の中仕切り(ゲスという言い方もあります)の形状を工夫して
より美しく、より無駄がなく・・・が基本となります。

また梱包作業の効率性も考えなければならず結構なノウハウが必要となります。
しかも既存の箱の寸法でデザインだけが変わる様な箱の場合、既存寸法から逆算して
新商品が収まりよく入るように考えなければならないのは技術が要求される場面です。

またお中元やお歳暮の箱は重量物もあり、その強度も充填後の保管時や、
配送時の耐荷重、耐摩耗等も考えなければならず、
構造設計にとどまらない配慮が必要となってきます。

それとは別に、この手の箱によくあるのはあまりコンパクトに納めるのも・・・、
貰ったときに小さい箱と思わせない工夫もしなければならない場合もあります。(笑)

こんな場合は試作を作り、お客様と入念な打合せが必要となり、
パッケージメーカーの腕の見せ所となるのです。

まだまだあるギフトの種類、愛する彼女の心を射抜くためには
チープな箱では心もとなく、中身は別としてせめて箱でも豪華そうに見える物・・・。
となれば白い紙に印刷した物ではなく、鏡の様に煌めく加工紙を選択するでしょうし、
宝石や貴金属といった小さくて高価なギフトは、
素材自体が紙製では重厚感も出ず貼り箱やプラスチック成型された箱の方が、
重さ的にも質感的にも高級感が増し採用される事が多い様に思われます。

また、ギフトとはいえ内容物が見えなければならない箱、
それは贈られた人にも、贈る人が商品を選ぶときにも、中身が見えた方がいい物・・・
ハンカチや靴下等がそれにあたるかもしれませんが、
こんな箱は窓付の箱やクリアケースと紙スリーブの組み合せが取り入れられたりします。

このようにパッケージの製造には、
その物によっては内職加工を行ったり組み立て方の説明をしたりと、
お客様の方で出来る限り容易に売り出せるような色々な知恵と工夫があります。

陳列用POP兼用の内箱パッケージの形状のご紹介

袋を使わず値段も変わらない内箱パッケージの形状のご紹介
商品を入れる化粧箱、その化粧箱に入った商品を何個か入れている内箱の紹介です。
ダース箱なんて呼ばれ方もします。

店頭で商品が陳列されているのを見ると製品自体を一つ一つ並べている商品もあれば、
商品が1ダースとか、ある程度の数でコートボールの内箱に入って陳列してあるのを見ると思います。

その内箱は、大抵、側面にジッパーやミシン目が入れられており、それを切り離すと、中の商品が半分ほど見えるようになっており、内箱ごと陳列が出来るように工夫させています。

その内箱でもうひと工夫をして、POP的な役割を内箱のフタを使っている箱を紹介いたします。

内箱画像内箱画像(組立前)
内箱の蓋の部分を任意の形状で型取り、蓋の途中で折り返す様になっており、
折り返して、蓋を立てるとその部分がのPOPに早変わり。といった感じです。

折りたたんだ状態の箱の形状をみていただければ、通常の差込式の箱と寸法、形状は変わりません。
ちょっと蓋に切れ込みと折罫を追加することでPOP機能を持たすことが出来ますので、製造コストが上がることはありません。
厳密にいうと打抜き用の木型代が若干あがりますが。

この形状は、通販用カタログの無料配布で
カタログを発送時のダンボール箱なんかでもみられます。

わざわざ他の什器に置きなおす必要もありませんので什器を作るコストもかかりません。
あくまでも簡単な店頭什器的に使えますのでひとつ二役といったところです。

 

パレットを使って新しい売り上げや値段体系が作れるかも?

パレット
ここではちょっと変わったお話で・・・”パレット”について・・・
さっきまでと全然関係無いとお思いですか?私もそう思います(笑)
とはいえこの話題にも触れるようにとの指令が下っている以上
なんとかして触れなければ怒られますので、どうかお付き合いください。

まずパレットって何かご存じでしょうか?
そう、段ボールの箱詰めた商品をまとめて移動出来るようにする荷役台の事です。
スズキの車や絵の具をのせるアレとは違います(笑)

このパレットは我々印刷業には無くてはならないアイテムの一つです。
これが無ければ原紙を移動出来ませんし、
出来たとしても凄く労力と時間が掛かってしまいます。
さすればこのパレットはどの様に調達しているのか・・・

大手の印刷業社さんであれば、自社で作っておられる所もあるようですが、
一般的には原紙購入する際にこのパレットの原紙は積まれてきます。
印刷が終わった後に次工程に移動するのも同じパレットを使い、それが次へ次へと
加工していく度に同じようなサイズのパレットにのせられて移動していきます。

最終に自社トラックで配送する際にも利用し、そのまま納品する事もあれば
商品だけ納品しパレットを持ち帰る事もあります。

よく目にするのは木製のパレットですが、樹脂製のパレットもあり
仕様によって使い分けています。
普通の商品であれば木製のパレットで問題ないのですが、
この木製という部分に問題がある場合もあり、それは臭気であったり、
材木に入っているかもしれない虫であったり、環境問題であったり・・・
値段は高いですが樹脂性のパレットでなければならないお客様も多いです。

この場合はお客様の専用通いパレットを使う事が多いのですが、木製のパレットは・・・
上記の様に原紙メーカーのパレットがほとんどです。

・・・んっ???
パレットの所有権は誰にあるの???

それは原紙メーカにあり、基本的には返却するのがルールなのですが・・・

それには経費と時間がかかってしまい、結局は返却したところでそれを再利用して
製造原紙をのせる事は少ないと思います・・・。

だけど森林保護や環境問題の観点からそれではいけない!!
そう考え直されているようですが、現状は・・・・、・・・・・・・のようです。

時々パレットを見て下さい、〇〇〇所有  ご返却下さいますようお願いいたします。
と焼印をしてあるパレットがありますから。

色んな意味でこの”パレット”をどの様に使用していくかを考えると、
新しい売り上げを作るビジネスチャンスがあったりするかもしれません(笑)