パッケージの素材や形状について

先日、あるお客様と商談としている中で、
いきなり、御社で丸い箱って出来るの?聞かれました。
最初頭に浮かんだのが、球体のパッケージでしたので、球体はさすがに…。
とご返答をすると、いやいや円柱のパッケージを とのこと。

詳しくお聞きすると、新しい商品を考えており、
スティック状の袋で30本入れのものを とのことでした。
それは、紙管のケースになりますねとご返答をし、
当社でも手配は出来ますよとお話しをしておりました。

ただ、なぜ円柱のパッケージをお考えなのかお聞きしたところ、
商品自体は、スティック状なので通常の紙器箱でもいいのだが、
店頭に並べた時に目を引くものにしたいとの事でした。

確かに、紙管の円柱の箱は、アイキャチ性はあるかもしれませんが、
箱自体完成してしまうと、折りたたんだ状態に出来ないので製造コストよりも、
完成後の輸送運賃コストや在庫するスペース等がかかりますね。と
お話して、その時は詳細までの話しにはならず、商談を終えました。

その後、次のご商談の時に、先日おっしゃっていた紙管のケースの商品ですが、
例えば、六角形の形状のパッケージはいかがですかと、
サンプル品をお見せし、ご提案をさせていただきました。
その箱でしたら、通常の紙器箱と同じコスト感で製造できる旨と、
アイキャッチ性があること、また通常の紙器箱と同様に折りたたんだ状態で
輸送・在庫が出来ますよとお話しをさせていただきました。

お客様からは、大変ご興味を持っていただき、面白いねとのお言葉。
持参したサンプルと展開図例をお渡しした次第です。

お客様が望んでおられることを、忠実に形にすることは、もちろん重要ですが、
例えば、形状などにより輸送費の増大や在庫スペースの圧迫といった問題など、
箱自体とは別の部分で、余計なコストUPが発生することがあります。
その辺りの事を考慮しながら素材や形状などから
代替案のご提案でお客様のお力になりたいと思っております。

さて、そういった話から今回は、この話のときのように
様々なパッケージの形状や素材についての話をお客様とのお話の中で
提案させていただいたいくつかの話を紹介していきたいと思います。

 

形状・素材提案事例ーその①

さて、ここではクッキーのギフト箱の形状についての商談を紹介いたします。

このときお問い合わせをいただきました内容としては
クッキーを5枚ほど並べていれる箱を、オリジナルの印刷で作りたいとのことでした。
当然、クッキーですから高さの浅い箱が必要になるわけです。
さて、そこで問題になるのが、箱の形状です。

実際に、お伺いしお話しをお聞きしたところ、
現在は既製品でハンカチのギフト向けの箱を使っているとのことでした。
実際の箱はお見せ出来ないのですがいわゆる組立式の箱を使っておられました。
納品時はトムソンで抜いた平の状態でお客様が使用される時に組立て使います。

そこで、素材は変えずに組立作業をしなくて済むパッケージを
ご提案させていただきました。

ギフト箱の形状の提案~単価や素材・納品形態に差を出さずにより組み立てやすく~

ギフト箱の形状の提案~単価や素材・納品形態に差を出さずにより組み立てやすく~

箱の高さもひくく抑えることが出来、さらに箱を起こすだけで使える箱です。
加工としては、両サイドを折り返し、4角をスポット糊で4点貼りをします。

箱にした状態では、今まで使われていた組立式の箱と
ご提案させていただいた4点貼りの箱で遜色はありません。
さらに、内側の組んだ部分が見えることもありませんので、
箱を開けたときも綺麗ですねと非常に気にいっていただけました。
さらに、使いやすさはアップします。

費用や納品時の形状についても、現状形状を作成した時と
ご提案させていただいた形状でほとんど差がでませんでしたので、
ご採用の方向でご検討いただいております。

さて何故、あまり差が出なかったのか?ですが、
組立式の形状では、紙のロスになる部分が多くなります。
つまり、1個あたりの紙の面積が大きくなります。
ご提案の形状では、貼り工程が発生するのですが
その加工費用を、紙の必要面積が少なくて済む形状で
原紙費用が少なくてすみ、そこで吸収できたというわけです。

今回のケースのように、パッケージの形状はもちろん
使いやすさや、コスト面を考慮してご提案をさせていただきます。
現状お使いの箱も、改善が出来るかもしれません。是非、当社へお声がけをください。

 

形状・素材提案事例ーその②

パッケージの素材としてクリアケースでのご提案案件

ここではPETのクリアケースと紙のゲスを組み合わせたパッケージの
ご提案させていただいたときの話を紹介します。

お客様からのご要望は、外側は透明PETのクリアケースにしたい。
また中に入れる商品を固定する方法はお任せしますとのことでした。
PETのクリアケースは無地の無色透明になりますので、
商品名や商品の詳細、またアイキャッチなどは紙の台紙を入れることになります。

美容系の商材でパッケージを作成したい

美容系の商材でパッケージを作成したいとのお問い合わせがあった時のこと

小さな円注ケース2点をセットにしてパッケージにするというものです。
ご提案をさせていただいたものが上記になります。

外側は透明PETのケースになります。透明PETで中に入る製品や、
印刷内容がよく見えるように、サイド貼りの糊代の位置を背面に来るように、
また、蓋の差込が背面側に差し込まれるようにして、
正面側をスッキリさせるように設計しています。

その透明ケースに、商品を固定させる為のゲスを、厚紙で設計しました。
コストを削減する為に、貼り工程をなくし、
折加工と差込による接合を利用して形状を考えました。
また、印刷が片面のみで表現出来るようにゲスを組立て、
PETケースにセットした時に見える部分が全て印刷面になるようにしています。

白無地のご提案品ですので、少し分かりにくく申し訳ありません。

あらためて今回の設計のポイントとしては・・・
①印刷を片面で対応する
②加工工程で、貼り加工をなくしコスト削減
③製品をセットし、輸送時に外れたりしない
④透明PETなのでゲスの裏面が見えないように

ということでしたのでそれらに対応できたのではないでしょうか?

さて、このご提案品については、非常にお客様に喜んで頂けました。

形状・素材提案事例ーその③

上記2点は【形状提案】でしたが、続きまして次は【素材】提案の方になります。
無地(印刷無し、という意味にて使用します)のオリジナルパッケージを
製造させて頂いた際の話を紹介していきたいと思います。
 

素材となる原紙の風合いや厚みを活かした加工も

素材となる原紙の風合いや厚みを活かした加工も

無地のパッケージといいましても必ずしも印刷代をケチって味気ないパッケージを
作ることを目的にしているとは限りません。むしろ印刷をすることによって
せっかくの特殊な紙の風合いが損なわれることを嫌って
あえて無地で作製することもあります。

昨今は 『エコ』『自然派』『地球にやさしい』などのキーワードが非常に
重要視されて参りました。 FSC認証マークを付けて環境に配慮していることを
示していくというのも同様に多くなっております。

そして、牛乳パック再生紙を使用した 『見て目にも分かりやすい素材感』
ということで、上記のような原紙をご提案させて頂きました。

しかし、無地ということは当然ですが
インキを使用しての紙マークやプラマーク・JANコードなどの記入は出来なくなります。

これは例えば賞味期限や原材料等が記載されたシールに
紙マークなども記載すれば問題ありませんがそうでない場合は
何らかの方法でもって紙マークを記入する必要があります。

さて、その場合に役立つものとして
木型作製時に紙マークの刻印を木型につけるような方法があります。

これはトムソンにて原紙を商品部分とそれ以外とに打ち抜く際に
木型に紙マークを刻印できる判子のようなものを一緒につけておくということです。
これによって罫線や刃を入れる時に一緒に無地の紙マークもつけられます。
※これはある程度紙厚があるからこそできる技術でもあります。

この紙マークは8m×8mの大きさになっております。

また、これらはインキを使用しての表記よりも目立ちづらいため
無地だけでなく、凝ったデザインに紙マークを入れることに
抵抗がある方などにも少し受け入れやすいかと思います。
当然ですが全面にベタ一色の印刷を施すものにも効果的と言えます。

最後に・・・

通販用パッケージ

最後になりますが、最近は通販商品を取り扱う会社様が増え、
ゆうメール等々の格安送料で送れる化粧箱をご希望される会社様が増えております。

ただ、化粧箱ですから厚紙で作成するものが多く、
そのまま発送に耐えられる強度でないものがほとんどです。
(中にはもちろん段ボール貼合品もあり、そのまま発送できるものもありますが)

ので、必然的に、その化粧箱を送付するようの外装段ボールが必要になります。

そのため、その外装段ボールの厚みが、各運送会社の基準にあわせた
厚みにしなければならない=それ以上に化粧箱の厚みは
薄くしないといけません(外装の中に入れられる厚みに設定しなければなりません)

そうすると、とても薄~い化粧箱サイズにしないといけないということですね。

ということで、そんな化粧箱を3種類ほどご紹介させて頂きます。

ネット通販を利用した化粧箱の展開図を高級感や使用感

封筒形パッケージ

① これは、各運送会社さんでもオリジナルの物を作成
されているところも多いいですが、封筒型のパッケージです。

これならマチがないので、詰め過ぎなければ問題なく
使用可能です。また、このタイプならそのまま発送することも可能ではあります。
また、貼られた状態で納品させて頂きますので、作業性も悪くありません。

ただ、やや簡素なイメージになるので、高額商品についてはどうかな??
というところです。

簡易組み立て式パッケージ

② これは、組立式で身蓋一体形式なので、ある程度の高級感は保持出来ます。

ただ、組立にやや時間がかかりますので、①にくらべて
作業性が落ち、もちろんその分の作業代も発生します。

マチ付タイプ

③ こちらも組立式ですが、②に比べれば、組立やすく、
また、①ほど簡素なイメージはありません。まぁ、①と②の中間的な形状ですね。
私としましては、この形状はオススメです。一度、ためしてみて下さい。
これらは『厚みの薄いパッケージを!』というご要望に
お応えした化粧箱ですが、今回他にもご紹介させていただきましたように
例えば『細長いパッケージは?』とか、『こんな形状は出来ないか?』という
ご要望にお応えしておりますので、お気軽になんんでもご相談下さい。

…『簡単に開けれれるけど、しっかり封函したい』?
あっ!そんな時は『SS Pack』をどうぞ!!
【ちょっと、わざとらしかったでしょうか(笑)】